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フェローの高橋による研究論文がBMJ Openに採択されました

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フェロー高橋による高齢者の社会参加と要介護状態発生/死亡との関連を調べた観察研究がBMJ Openに採択されました。

Social participation and the combination of future needs for long-term care and mortality among older Japanese people: A prospective cohort study from the Aichi Gerontological Evaluation Study (AGES).

論文要旨

高齢者の社会参加と要介護状態発生/死亡との関連は多数報告されていますが、両アウトカムを複合して検討した研究は乏しいのが現状でした。愛知県6市町村において2003年施行されたAichi Gerontological Evaluation Study (AGES)に参加した方のコホートデータより、要因を質問票で規定された社会参加の有無、アウトカム発生を9.4年後の要介護認定ありの生存、および死亡としました。多変量多項ロジスティック解析の結果、社会参加あり群はなし群と比較して要介護認定ありの生存、死亡において調整オッズ比でそれぞれ0.82倍、0.78倍と有意な低下を認めました。社会参加は要介護認定、死亡いずれにおいても同時に発生リスクを低下させる可能性があることが示されました。