教員の大前による須賀川研究からの論文がAsian Journal of Urologyに掲載されました
教員の大前による須賀川研究から超高齢者の終末糖化産物(AGEs)蓄積と過活動膀胱の関連を調査した研究論文がAsian Journal of Urologyに掲載されました。
須賀川健康長寿事業からの研究論文第4報です。
Association of Advanced Glycation End-product Accumulation with Overactive Bladder in Community-dwelling Elderly: A Cross-sectional Sukagawa Study.
論文要旨
比較的健康な福島県の地域在住後期高齢者269名(年齢中央値78歳)を対象に、酸化ストレスや虚血と関わりのある終末糖化産物(AGEs)の蓄積と過活動膀胱との関連性について横断的に調べました。AGEsの蓄積はAGE Readerを用いて非侵襲的に皮膚AF値として測定しました。解析の結果、AF値と過活動膀胱の有病や症状スコアとの間に有意な関連を認めませんでした。2型糖尿病患者では血清のAGEと過活動膀胱との関連性が報告されており、今後、より幅広い人を対象とした研究で皮膚AF値の測定以外の方法も含めた検証が必要だと考えられました。