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フェローの吉岡による研究論文がActa Medica Okayamaに採択されました

yoshioka

フェロー吉岡による上部尿路結石治療の予測モデル研究がActa Medica Okayamaに採択されました。

Preoperative use of alpha-1 receptor blockers in male patients undergoing extracorporeal shock wave lithotripsy for a ureteral calculus.

論文要旨

予測モデルのサブコホートを使用した研究です。尾道市民病院で体外衝撃波尿路結石砕石術 (ESWL)を受けた193名のうち、尿路結石自排作用があるとされるα1遮断薬を術前に内服していた人は、内服していなかった人と比較して治療成功オッズが低いという関連がみられました (aOR 0.17; 95%CI, 0.04–0.74)。これまで術後のα1遮断薬内服に関する研究はありましたが、術前の関連を見た研究は殆どありませんでした。ESWLは結石破砕後に結石を自排する必要があるため、術前α1遮断薬内服の効果に乏しい人は結石自排に何らかの問題があるかもしれません。サンプルサイズが小さいので、より大きなコホートでの追試が必要と考えられました。