教員の大前による「地域在住高齢者における過活動膀胱と転倒との関連性」を調査した須賀川研究からの研究論文が泌尿器科のトップジャーナルであるThe Journal of Urologyに採択されました。

須賀川健康長寿事業からの研究論文第5報です。

Significance of Overactive Bladder as a Predictor of Falls in Community-Dwelling Older Adults — One Year Follow-up of the Sukagawa Study

論文要旨

「須賀川研究」の2年分のデータを用い、過活動膀胱及び切迫性尿失禁と転倒との関連を縦断的に調べました。ロジスティック回帰モデル・ランダムフォレスト・決定木モデルを用いた解析の結果、たとえ切迫性尿失禁を伴わない過活動膀胱であっても、転倒歴のない転びにくい高齢者において新規転倒発生の危険因子となり得ることが明らかとなりました。今後、地域で転倒予防策を検討する際に、本研究結果が重要な役割を果たすことが期待されます。