フェロー中川の須賀川研究論文が掲載されました。
Poor Sleep Quality as a Risk Factor for Constipation Among Community-Dwelling Older Adults in Japan
Cureus 2023; 15: e46175. doi:10.7759/cureus.46175
Nakagawa H, Takeshima T, Ozaka A, Sasaki S, Kurita N, Hamaguchi S, Fukuhara S
【要旨】高齢者は睡眠障害と便秘を経験しやすい。睡眠の質の程度と便秘の発症との間の時間的関連性を調べるために、75歳以上の自立した地域在住高齢者を対象に前向きコホート研究を実施した。便秘の発症割合は11.3%で、睡眠の質が低いほど便秘を発症した。年齢、性別、喫煙、飲酒、教育歴、就労状況、運動習慣、既往歴で調整したオッズ比は1.57~2.02であった。睡眠の質の低下が高齢者における便秘の発症の新たな危険因子であることが示された。