フェロー中川らによる論文がInternal Medicineに掲載されました。
「サルコペニアと便秘の縦断的関連性(Internal Medicine)」
高齢者診療において、サルコペニアと便秘はよく遭遇する。サルコペニアと便秘の新規発症との関連性を調べるために、75歳以上の自立した地域在住高齢者を対象に前向きコホート研究を実施した。サルコペニアがある人は1年後に18.4%、ない人は9.9%で便秘を発症した。年齢、性別、生活習慣、既往歴で調整したオッズ比は1.98であった。サルコペニアは高齢者の便秘発症の危険因子で、サルコペニア対策が便秘予防に役立つ可能性が示唆された。