臨床研究イノベーションセンター センター長
福原 俊一Shunichi Fukuhara
米国内科学会専門医・マスター(MACP)。1979年北海道大学医学部卒、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)内科レジデント、国立東京医療センターで循環器内科・総合診療科。ハーバード大学院で臨床疫学の修練をうけた後、東京大学講師、現在に至る。東京大学教授併任(2000-02)。2012年10月より福島県立医科大学副学長(医師確保・健康長寿担当)を兼務。
日本発臨床研究の推進と人材育成に尽力: 2000年に京都大学に設置されたSchool of Public Health内に、2005年臨床医に特化した1年制の臨床研究者養成プログラム(MCR)の開講を主導、現在までプログラムデイレクターを勤める。これまで138名が受講・修了し、その経緯と成果を書籍 Enhancing the Professional Culture of Academic Health Science Centers: Creating and Sustaining Research Communities (CRC Press)の6章に執筆した。医療疫学教室から15年間で、59名の院生が卒業、うち60%が大学教員に(教授4名、准教授10名含む)。N Engl J M, Lancet, JAMA, Ann Int Med, BMJ, Chest, J Am Soc Nephro, Kidny Int, J Gen Int Med,等を含む国際誌に英文原著論文320編以上を発信。
プライマリ・ケア連合学会理事、国際QOL学会理事、ICH(治験に関する国際ハーモナイゼーション)E8ラポーター、中医協・医療技術評価委員、等を歴任。現在、米国内科学会専門医日本支部Vice Governor、日本医学会加盟検討委員、世界医学サミット(Word Health Summit) Executive Committee委員。
著書:誰も教えてくれなかった診断学」(医学書院、東京)「QOL評価学」(中山書店、東京)「リサーチ・クエスチョンの作り方」(健康医療評価研究機構、京都)、近著「臨床研究の道標:7つのステップで学ぶ研究デザイン」(同上)が、Amzone.comの医学書一般部門で第一位に(2014年1月現在)。